やんわりブログ

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ぜひ「本」にしたい

今週のお題「現時点での今年の漢字
語彙力が無い。表現力も無い。他人の興味を引くような形容詞も使えない。シブがき隊も引くほどに何もない。そんな僕が少しでも上手く文章を書くために始めたのは読書。読書の習慣がなかった訳ではないが、文章を上達させる為には圧倒的に読書量が足りないことに気付いたのだ。
昔の僕は本などに一切の興味もなく、読書から逃げるように部活や遊びに力を注いできた。もちろん読書の必要性など微塵も感じることはなく、自分の人生に良い影響を与えるなど信じられなかった。というか読むのがめんどくさかった。その代償はまぁまぁ大きく、仕事の範疇での文章作成が困難だったり、他人に自分の思いを上手く伝えられなかったりと、僕の場合は生きていくことに必要な手段に大きく影響した。悲惨である。今の僕が恐ろしい程にKYなのはきっと本を読まなかったせいだ。決して流行りのADHDなどという病気ではない。
そんな僕が最近読んだ「会って、話すこと」と「答えより問いを探して」はぜひ現代人のみんなにオススメしたい。前者は会話の大切さについて書かれており、コロナ禍で失いつつある会う必要性を再確認させてくれた。特筆して僕に刺さったのは、自分のことに相手は興味が無いというところ。僕はとにかく自分のことをはなし、相手のことを聞くやつだ。客観的に見ると敬遠されて当然だしKYそのものである。僕だったら決して僕に近づかないレベル。この本はそんな僕がもう少し上手く生きていく為のバイブルになるかもしれない。
もうひとつ「答えより問いを探して」は....ちょっと忘れたので読み返してくる。そうだそうだ、この本を読んで刺さったのは、自分の体験を軸にして考えるということ。降り掛かってくる様々な問いに対して、どんな粗末な答えであっても自分で考えたものでなければならないという言葉が、チャレンジする事をせずに、体験を積んでこなかった自分、降ってきた問にはどこからか探してきた誰かの答えでのらりくらりしてきた自分に深く深く刺さった。刺さったと言うより真っ二つに両断された。この際この世から消して欲しいとまで思えた。
このような本に、今までのクソな自分を殺しにかかってくる本に出会えるようになったのは、ひとえに文章を上手くなりたいという目的のおかげだと思う。目的をもって行動を起こすことの重要さに今更気付いた37歳。今からでも遅くないよね?
という事で、今年からは「文章力をつけるため」という目的を定め、書くことに関連する本であれば好き嫌いせずに読破していきたい。